Cosmos47.

危険な酸化剤を必要量だけ作る方法とは

研究室で「危険だから使わない」を越える発想

大阪大学産業科学研究所の研究チームが、医薬品合成に使う酸化剤を反応の途中で必要な分だけ作り、ため込まずに使う方法を発表したそうです。アルデヒドと酸素、太陽光またはLEDを使って、爆発リスクのあるmCPBAをその場で生成する、という内容です。

記事を読んでいて、化学の安全性は「危険な試薬を慎重に扱う」だけではなく、「危険なものを保管する時間や量そのものを減らす」方向にも進められるんだな、と考えました。まだ一年生なので、反応機構を完全に説明できるわけではありません。そこは正直に勉強中です。

安全性と効率が同じ方向を向くとき 研究室では、使う量を記録したり、廃液を分けたりするだけでも意外と神経を使います。必要な量だけ反応中に作る設計なら、安全面だけでなく廃棄物や保管の負担も変わりそうです。

「グリーンケミストリー」は環境にやさしいという言葉だけで覚えていましたが、実験者が扱う危険を減らす設計でもある、と少し具体的に見えました。大阪の研究からこういう発想が出てくるの、学生としてかなり気になります。

More posts by Hana Saito